こんにちは!弊社は養豚事業を愛媛県西予市三瓶町で営んでいます。ここは半農半漁の家庭が多く、多分に漏れず人手不足、跡継ぎ不足の典型的な地域です。更に養豚という職種には日本人の人材が中々集まらず、稀に採用できても長続きせず、常に労働者不足の状態が続いておりました。
そこで外国人技能実習制度を検討し受入れを決断したものの、非常に煩雑な手間や掛かる経費など、躊躇すること一年以上という有様でした。しかし諸般の事情が後押しし制度の利用を始めると、何故もっと早く技能実習生の受入れをしなかったかという逆の後悔をすることとなりました。
確かに、制度の矛盾も、外国人であるが故のいろいろな大変さもあります。雇用に際して労使間で問題や考え方の差異は必ずあり、日本人同士でも理解できない事があります。まして外国人です。日本人スタッフなら必要のないことも日々実行しなければなりません。言葉そして育った環境や習慣の違いで大きなトラブルになることもあります。
しかしながら、実習生たちも皆さんの職場で成長します。彼らの成長と合わせて私自身も成長したと感じることもたくさんありました。実のところ実習生を活かすも活かさないも経営者次第です。活かすことによって皆さんの農場や工場がより繁栄することの一翼を実習生が担うことがあるのではないかと信じています。
弊社は実習生の能力や働くスキルを最大限に引き出し、優秀なそして大切なスタッフとして、制度が許す範囲で長く雇用を続ける考えです。楽しく、明るく、そして厳しい姿勢で実習生が働く姿をいつも見つめていたいと思っています。
外国人技能実習生の風景
フィリピンのベンゲット州は山間地に位置し、急こう配の山の中で生活する人々は足腰がとても強いです。段々畑でみかんを栽培する農家の方はベンゲット州からの実習生に安心感を抱くそうです。
ベトナムはハノイ、ホーチミンの送出し機関を通して実習生を受入れています。送出し機関は都市部にありますが、募集に応じて集まってくる人は主に都市から車で何時間もかかる田舎からやってきています。
実習生は寮で自炊をします。自炊は日本に来て初めてする実習生もいますが、じきに慣れて手際よく料理が出来上がります。
寮の自室。ほっと一息つくのはやはり自分の部屋が一番。プライベートは管理されたくないと感じている実習生が多いのではないでしょうか。部屋はきちんと掃除されています。
雇入れ先で定期的に日本語や過去問を使っての勉強。実習1年目にある実技・筆記試験は日本語で行われるため、雇入れ先も実習生の合格に一緒になって努力します。
タイムカードを押して、仕事開始。実習生の労働時間や有休消化率など細かく管理し、違法に実習生を働かせることが無いようにします。良い職場環境が信頼関係を築く基礎になります。
日本人講師を招き、実習生たちに日本語の勉強をしてもらっている雇入れ先もあります。日本語検定のレベルはN5(易しい)~N1(難しい)まであり、熱心な実習生の中にはN3(日常会話レベル)の合格者もいます。
言葉や習慣の違いから、実習生と思わぬトラブルになることもあります。そのような事態を避けるためにも普段からコミュニケーションをしっかり取ることが大切です。
西予市で着付け体験に参加。着物は外国人女性にとても人気があります。時には仕事を離れて、皆で日本文化に親しむイベントを企画したり旅行に行ったりする雇入れ先もあります。
地元の三瓶高校生とベトナムの食や生活スタイルを紹介したり、スイカ割りなどをしての交流会。SNSでつながった同国人コミュニティの中だけに居場所を見つけがちな実習生ですが、機会があればとびきりの笑顔を見せてくれます。